「笑点」出演者にリアルバトル勃発の危機!「好楽」弟子の襲名にケチつけた“あの人”

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「笑点」(日本テレビ系)といえば、古くは「歌丸VS.小円遊」、「歌丸VS.楽太郎(6代目・円楽)」といった罵倒合戦も番組の名物だが、言うまでもなく芸人同士の洒落である。しかし今、ピンクの羽織が目印の三遊亭好楽(71)の愛弟子の襲名をめぐり、リアルなバトルが勃発しかねない事態に――。

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《来年5月の真打昇進とともに/林家九蔵を名乗ることになりました。/皆様、宜しくお願い致します。》

 昨年(2017年)12月28日、自身のTwitterで真打昇進と襲名の報告をしたのは三遊亭好の助(35)。所属する円楽一門会の忘年会で、正式に認められた上での発表だった。

 好の助はマジシャン「ナポレオンズ」の「背の高いほう」あるいは「マジックをするほう」ことボナ植木(65)を父に持つ。好楽に弟子入りしたのは05年。12年の修業を経て真打に昇進するにあたって、師匠から与えられた名は「林家九蔵(くぞう)」だった。演芸評論家の吉川潮氏が言う。

「最初は『あれっ?』とは思いましたよ、“三遊亭”から“林家”に亭号が変わりますからね。とはいえ、噺家の亭号が変わるのは、決して珍しいことではない。(5代目)立川談志(1936〜2011)だって先代(5代目)の柳家小さん(1915〜2002)の弟子ですし、同じく小さんの弟子で現在の落語協会会長は、(4代目)柳亭市馬(56)なんですから。ましてや“九蔵”は、好楽さんが師匠の林家彦六(当時は8代目・林家正蔵/1895〜1982)に付けてもらった名前です。師匠の名乗った名を譲られることは、弟子にとって名誉なことなんですよ。好楽さんにとっても、若い頃は『キュウちゃん、キュウちゃん』と呼ばれて可愛がられた名前ですし、思い入れがあったと思います。彦六師が亡くなられて、先代(5代目)の三遊亭円楽(1932〜2009)門下となったので、“三遊亭”を名乗ることになりましたが、師匠が付けてくれた名前を捨てることになって申し訳ない、という気持ちもあったかもしれません」

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