小泉進次郎の若手勉強会に30人 党内からも驚きの声

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 父との違いは“仲間”がいないこと。

 無派閥ゆえ、そう指摘されることも多い自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(36)にとって、グループ結成、と勘繰られるのも無理はない。1日、小泉氏を中心とする勉強会が発足した。自民党担当記者の話。

「名称は“2020年以降の経済社会構想会議”。1回目の会合では、進次郎さんの地元、横須賀の海軍カレー味の柿ピーをつまみながら、政治課題を各自が発言。今後は隔週で開かれる予定です」 

 若手議員とはいえ、30人も集まったことで党内に驚きの声があがっている。

「各派閥からは、将来の総裁選へ向けた布石かと警戒されています」(同)

 小泉氏は“総裁選とはまったく関係ない”と語っているが、

「進次郎さんの思い入れが強いのは間違いありません」

 と、参加議員の1人。

「この勉強会のもとになっているのは、こども保険を提唱した自民党の小委員会。進次郎さん始め、メンバーのほとんどはここに所属していました」か。

 この小委員会の様子は昨年末に『人生100年時代の国家戦略』(東洋経済新報社)という本にまとめられている。

「今年に入って、進次郎さんは本に自身のサインを入れて、委員会の議員に配っていました。このメンバーをいかに大事にしているかがよく分かります」(同)

 小泉氏本人に尋ねると、

「こども保険を始め、“人生100年時代”という言葉もあの小委員会で生まれましたし、そこで出した提言が本流で議論されています。政治は1人じゃできない。皆さんに感謝の思いを込めてお渡ししました」 

 友情か、打算か、それともその二重奏

週刊新潮 2018年3月15日号掲載

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