イスラム国のイスラム教は「正しい」──驚きの「イスラム教の論理」を解剖する(1)
2001年9月11日の米同時多発テロ以降、ベルリン、ロンドン、ブリュッセル、パリ、マドリードなど、欧米主要国の首都は軒並みイスラム過激派のテロを経験した。東京がそれを経験していないのは幸運だが、世界は否応なくテロと共存しなければならない時代に入ったのは間違いない。
シリアとイラクでの「イスラム国」(IS)の支配地域が縮小したことで、今後はイスラム過激派の活動も縮小していくのではないか──。西側世論の一部には、そのような希望的観測も見え隠れする。...
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