中国では今秋、5年に1度の中国共産党の党大会が開かれる。そこで68歳以上の党幹部は引退するという現行の定年ルールが見直されることになった。しかも、毛沢東の死後、廃止されていた党主席(党中央委員会主席)の復活も提案されている。
本来なら2022年の党大会を69歳で迎えるため、2期目で引退するはずだった習近平。しかし定年がなくなれば、そのまま3期目も迎えられるし、党主席になれば、後継者を総書記に据えた後も、絶大な権力を手にしたままでいられる。だが、毛沢東が死去するまで党主席であったがために、文化大革命が引き起こされたという反省から、中国では慎重論も根強い。...
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習近平は「外交オンチ」だった 国際センス欠如の理由は?
最近のミサイル発射をめぐる北朝鮮の動向を見て、トランプ大統領ならずとも、このような感想を失望と共に抱いた人も少なくないだろう。
「なーんだ、結局、中国は北朝鮮に言うことをきかせることができないのか」
多くの日本人は、大人然とした習近平国家主席の尊大な姿をよく憶えている。
まだ国家主席になる前、日本の民主党政権時代には、ゴリ押しで天皇陛下との会見を求め、強引に実現させた。
また、安倍晋三総理との握手の場面で、わざわざ仏頂面を浮かべて記念写真を撮らせたのも、鮮烈な印象を残した。...
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