女性アテンダントに「制服でするの?」 日本ハム社長電撃辞任の裏側にセクハラ発言
「制服でするの?」
「その日、末沢さんは、日本ハムの執行役員を含めた部下3名とともに未明の便でヨーロッパに向かうべく、羽田空港の『VIPラウンジ』にいたんですが、実はそこで、信じ難いハレンチ事件が起きていたんです」
こう耳打ちするのは、食肉業界のさる事情通だ。
「ヨーロッパ出張の目的はドイツでの展示会への参加。日頃の激務から一時解放される『欧州旅行』を前に気が緩んだのか、末沢さん一行は空港に着く前から、大井町(東京都)の焼肉屋で『前祝い』をして盛り上がり、赤ら顔で空港に到着しました」
ソーセージの本場、ドイツを目指す国内食肉加工最大手の社長ご一行。旅行前に、「商売道具」である肉を焼いて大いに盛り上がったのも分からなくはない。しかし、浮き立つ気持ちが度を越え、羽目を外すところまで行くと、得てしてトラブルが起きるもの。案の定、末沢氏たちは空港に着くと、搭乗前に自らの「ハレンチ心」を登場させてしまった。アルコールのせいもあってか、彼らは肉ではなく下心に火をつけたのである。
「空港内にある航空会社のVIPラウンジに入った『末沢一行』は豹変しました」
と、事情通がさらに声を潜めて続ける。
「一行はラウンジの女性アテンダントに対し、セクハラ行為を働いたんです。彼らは深夜勤務していたその女性に対して、『この時間だとシフトは何時に終わるの?』と言い寄り、『この後、彼氏とデートするのかな?』と畳み掛けた挙句、『彼氏とする時は制服でするの?』と、卑猥極まりない言葉で彼女を辱めました」
そして、この事情通によれば、末沢氏一行から女性アテンダントに向け、こんな「エロ打診」まで為されたという。
「(末沢)社長がシャワーを浴びてるから、社長の体、洗ってあげてよ」
言わずもがな、ラウンジの女性アテンダントは、搭乗客の介護係でもなければ使用人でもなく、無論、肉弾サービス有りの「ピンク接待係」でもない。彼女が受けた屈辱がいかほどのものであったかは想像に難くない。
(下)へつづく
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