卓球「Tリーグ」発足、福原愛が牽引役に?

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“温泉遊戯”“根暗な部活”と揶揄されたこの競技も、一気にメジャースポーツに台頭しつつある。

 10月に開幕する卓球の新リーグ「Tリーグ」発足についての記者会見があり、ロゴマークや参加チームなどが発表された。リオ五輪銅メダルの水谷隼(28)、アジア女王に輝いた平野美宇(17)、中学生ながら日本一になった張本智和(14)らの活躍で盛り上がる卓球界。この絶好の気運に乗じて新リーグ発足なら大成功間違いなし! と思ったら、どうもそうでもないらしい。

「選手代表として会見場に現れたのが、丹羽孝希(23)と早田ひな(17)でした。2人とも日本代表選手とはいえ、正直言ってインパクトに欠けますよね」

 とスポーツ紙デスクが嘆く。たしかに、男子なら水谷や張本、女子は石川佳純(25)や平野あるいは全日本女王の伊藤美誠(17)など有名選手が登壇してしかるべきだろう。

「リーグ初年度は卓球界が総力を挙げて盛り上げないといけないはずなんですが、実は、彼らが参戦するかは不透明なんですよ。というのも、Tリーグに参戦すると、海外の大会への出場機会が減り、五輪出場に必要なポイントを稼げなくなってしまうのです」

 船出前から前途多難だが、そんななかで“牽引役”と期待されている選手がいる。

 福原愛(29)だ。

 結婚、妊娠、出産と長期にわたり実戦から遠ざかっているが、まだ引退宣言はしていない。ただ、これから後輩たちに追いついて東京五輪に出場するというのは現実的ではなかろう。

「福原にとってもTリーグは“渡りに船”なんです。“Tリーグに専念”という形で復帰すれば、落ちぶれた印象を糊塗でき、露出も増えますから。夫の江宏傑(29)が所属する琉球アスティーダもTリーグに参入しますしね」

 夫婦揃い踏みなるか。

週刊新潮 2018年2月22日号掲載

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