平昌五輪閉幕で「自民党」が出馬させたい冬季オリンピック選手「実名」全公開
自民党が狙うのは、あの“レジェンド”?
特に参院選は、知名度のある候補者を比例代表に擁立すると、「比例名簿の下位に記載されている候補者3人も当選させてしまうほど」の集票力を誇る。いわば政界にとっては“麻薬”のようなものだが、芸能人ほどの“劇薬”ではないところも評価ポイントだという。
「例えば芸能人が政界に転じる際、過去に抱えていたスキャンダルが報道で指摘されるリスクは看過できません。対してアスリートは、一生懸命に練習を積み重ねてきたので、身辺がクリーンな方が多い。中にはとんでもない例外もいらっしゃいますが(笑)、指導者を経験すればリーダーシップを有権者に感じさせられるし、スポーツを通じたボランティアなどに従事していれば好感ポイントになる。政界が五輪選手を出馬させようと躍起になる理由は、そういうところにあります」(伊藤氏)
かつて伊藤氏は、自民党本部事務局に勤務していた。候補者選定は自身の体験として間近で目撃している。
「当たり前ですが、次回の五輪に出場が考えられるような現役の選手には声をかけません。羽生結弦さん(23)に出馬を打診するはずもないわけです。ポイントは知名度を誇り、引退が決まっているか、引退が間近のアスリートです。夕刊フジが葛西紀明さん(45)に出馬を求める声があると報じましたが、内容の信憑性はともかくとして、考え方としては正しいわけです」
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