平昌五輪閉幕で「自民党」が出馬させたい冬季オリンピック選手「実名」全公開
プロレスか、冬季五輪選手か!?
結局、当選組は自民党議員ばかりだ。逆に落選組は、小規模な政党が目立つ。組織力の差は歴然としているが、それでも候補者のネームバリューはさすがだ。
76年のインスブルックと80年のレークプラシッドに女子フィギュアスケートで出場した渡部絵美(58)は、01年の参院選に自由連合から立候補し落選。80年のレークプラシッドにスキージャンプで出場した秋元正博(61)も、05年の衆院選に北海道1区に新党大地公認で出馬して落選した。
12年には清水宏保氏(43)が衆院選に新党大地・真民主公認で北海道1区から出馬して落選。98年の長野で金(スピードスケート男子500メートル)と銅(男子1000メートル)、さらに02年のソルトレークシティでは銀(男子500メートル)と圧倒的な強さを誇ったが、その知名度が選挙では活かされなかった。ちなみに、この衆院選で堀井学氏は当選を果たし、明暗を分けた。
政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「冬季五輪の選手を、これほど政界が注目するのは興味深いですね」と言う。
「アスリートの政界進出で、冬季五輪の選手と同じような“実績”を持つのは、プロレス経験者の国会議員です。現職ならアントニオ猪木さん(75)に馳浩さん(56)、元職は大仁田厚さん(60)、神取忍さん(53)という顔ぶれですね。彼らは非常にコアなファンの支持を受けていますから、絶対に投票してくれる“基礎票”が読めるんです」
[2/4ページ]