憲法改正は現実味を帯びても… 誰も知らない「自衛隊」南スーダンPKOの最前線

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誰も知らない「自衛隊」南スーダンPKOの最前線――笹幸恵(上)

 人は得てして「イメージ」で物事を考えがちである。屈強な自衛隊員――。だが、彼らとて人の子。任務の傍らで、タバコも酒ものみ、レクリエーションではねぶたを踊る。憲法改正が現実味を帯びるなか、知られていない南スーダンPKOの「生身の自衛隊員」報告。

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 彼は7月13日頃だったと記憶している。

 国連平和維持活動(PKO)南スーダン派遣施設隊第10次要員の指揮官・中力(ちゅうりき)修1等陸佐(49)は、このとき3日ぶりに「ラーク・マイルド」に火を付け、「はああ」と大きく息を吐いた。...

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