「おっぱいから目が離せない」――「高次脳機能障害」になったライターが回復するまで
小室哲哉さんの引退で、注目をあびたのが妻のKEIKOさんが患う「高次脳機能障害」だ。2011年に、KEIKOさんがくも膜下出血で倒れて以後、介護してきた小室さんは「会話のやりとりができなくなった」「女性から、女の子みたいになった」「音楽に興味がなくなった」と、苦渋をにじませながら、病後の妻の変化をあげた。
この「高次脳機能障害」、ケガや病気などのために脳が損なわれた結果、外見上は回復したように見えるが、記憶障害や歩行障害など、日常生活で様々な困難となる障害が残っている状態を指し、全国の患者数は50万人という推計もある。...