ハリル監督、いまだXmas休暇中 代表候補“大一番”は観戦せず

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 今年の天皇杯優勝チーム・セレッソ大阪と、昨年度Jリーグ覇者の川崎フロンターレの対戦――富士ゼロックス・スーパーカップが2月10日に埼玉スタジアムで行われた。

 先制点はC大阪。前半26分、日本代表でも活躍する山口蛍だった。後半3分には、今季から背番号10を背負っている清武弘嗣が追加点。直後の6分、川崎の小林悠にPKを決められ1点を返されるも、33分に高木俊幸が3点目をゲット。ロスタイムに大久保嘉人のゴールで川崎に1点差に迫られたが、辛くも逃げ切り、今季初タイトルを獲得した。

 ところが、この大一番に、我らが日本代表ハリルホジッチ監督の姿は見当たらなかった。

「クリスマス休暇のため、12月24日にフランスに帰国しました。日本に戻るのは3月初旬です」

 とスポーツ紙サッカー担当記者が明かす。

 いうまでもなく今年は4年に1度のW杯開催イヤー。それもあと4カ月を切っている。にもかかわらず、指揮官がいまだにクリスマス休暇中とはこれ如何に?

「表向きは“欧州リーグ所属の選手たちや敵国の選手たちの視察”ということになっています。欧州リーグは今が真っ只中であり、その視察をやっておくに越したことはありませんが、国内組の仕上がり具合を確認することも決して侮れない任務のはずです」

 昨季のタイトルホルダー同士の一戦だけあってこの試合では、得点を挙げた清武や山口、小林の他にも、杉本健勇(C大阪)、阿部浩之、車屋紳太郎、谷口彰悟(いずれも川崎)といった代表候補が7人もスタメンに名を連ねていた。

「途中出場の大島僚太(川崎)も含めれば8人。これほど多くの代表候補が見られるJの試合なんてなかなかありませんよ」

 2月23日にはいよいよJリーグが開幕するが……。

週刊新潮 2018年2月22日号掲載

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