「相棒」再放送 ホントはやめたほうがいいけど、そうはいかないテレ朝の“事情”

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ゴールデン3位に転落

「結局、14年は日テレが3冠に返り咲き、テレ朝は3つの枠で2位に。それが続くかと思えば昨年は、ゴールデン2位をTBS(9.9%)に譲り3位にまで落ちたんです。それもTBSが上がったわけじゃない。テレ朝が勝手に落ちていったんです」

 テレ朝のゴールデンタイムといえば、昨年は平均で20.9%を叩き出した「ドクターX・外科医・大門未知子」第5シリーズはじめ「相棒」Season16、「科捜研の女」Season17と人気シリーズが目白押しのはずだ。なのに、なぜ落ちるのか。次世代メディア研究所の鈴木祐司氏が解説する。

「テレ朝は12年の1冠、13年の2冠と獲得できたのは禁断の“カンフル剤”を打ちつづけたからですよ。バラエティで2時間スペシャル、3時間スペシャルといった編成表を度外視した番組を作りすぎた。2時間、3時間という特番はラテ欄でも目立ちますから、見てみようかと視聴者も思うわけです。ただ、それもやりすぎると飽きられてしまう。その間、本来編成されていた番組は育たない。そして深夜番組からゴールデンに昇格した『アメトーーク』のように、それに続く番組も生まれなくなっている影響もあると思います」

 他局プロデューサーも同調する。

「数字の良かったバラエティだって、しょせんテレ朝系は他局のパクリが少なくない。『陸海空 世界征服するなんて』は日テレさんの『電波少年』、『世界の村で発見!こんなところに日本人』はテレ東さんの『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~』でしょう。一工夫あるならともかく、パクったまんまですからね。スタッフは育ちませんよ。今年に入ってまだ6週ですけど、テレ朝は全日、ゴールデン、プライムともオール2位に戻っています。ただし、TBSとの差はいずれも1ポイント以内と迫ってきています。バラエティが上手くいっておらず、得意のドラマでも歯止めが効かなくなくなってきたのかもしれません」

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