ダレノガレ明美、起業のモチベーションは「JJ」時代の怨讐

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スタッフからシゴかれ

 そんな“美談”に首を傾げるのは、あるファッション業界関係者である。

「彼女は足の短さに悩むあまり、雑誌の誌面に口を挟む。例えば、自分の写真にチェックを入れ『足をあと5センチ長く』などと面倒な修整の指示をするので、スタッフ泣かせなんですよ」

 実際、彼女のコンプレックスの源泉は、JJ専属モデル時代にあったと続ける。

「話すと嫌味もなくて性格はいい子なんですが、当時は、スタイルとポージングの悪さでスタッフからシゴかれていましたからね。その件を今でも彼女は恨んで、“ああいう人たちとは仕事したくない”と、JJ時代に仕事をしたカメラマンやヘアメイクとは一緒に組まないとNGを出しています」

 今回の新ブランドはもとより、自らがモデルとして仕事をする時も、その怨讐が尾を引いているという。

「トータルコーディネートで全身撮影をしたい場合でも、彼女は“足切でお願いします”と注文するんです」

 とは、さるカメラアシスタントである。ちなみに、「足切」とは業界用語で頭から足の途中までの構図で撮る写真のことだそうだ。

「これだとダレノガレのスタイルの悪さはバレませんけど、変化が出ないので誌面として成立しません。なんとか全身で撮らせて貰えないかとお願いするにも一苦労なんです。仕方なくその場では足切で撮影して、靴だけを別カットで掲載したこともありましたよ」(同)

 確かに、新ブランドの写真もやたらと「足切」が目につく有様で……。あんまりワガママ言ってると、自分が切られてしまいますゾ。

週刊新潮 2018年2月15日号掲載

ワイド特集「雪にかいた『告発状』」より

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