経済評論家・三橋貴明氏が自らの“夫婦喧嘩で逮捕”の顛末を語る

国内 社会

  • ブックマーク

ネット上で「DV常習犯」と拡散

 インタビューは三橋氏の謝罪から開始された。

「お客様やパートナー会社の皆様、読者の方々、それにもちろん妻やご家族など、ご迷惑をかけした皆様に改めて心からお詫びいたします。1月5日の夜、私は妻に一方的に暴力を振るっていたわけではありません。また、恒常的なDV(夫婦間暴力)でもなく、文字通りの夫婦喧嘩がエスカレートし、私と妻は取っ組み合う有様でした。非常に愚かで、馬鹿なことです。そのことを今では充分に理解しています」

 1月17日、YouTubeでも閲覧できる“保守系ニュース番組”「真相はこうだ!桜便り」(日本文化チャンネル桜)に三橋氏の妻が出演。「110番した時は逮捕など考えていなかった」、「逮捕がマスメディアに載るとは思っていなかった」、「離婚を考えたことはない」などと夫を擁護した。ちなみに三橋氏は、この番組のキャスターなども務めている。

 報道された「腕を噛み」の部分だが、番組側のインタビューに妻は次のように説明した。口論中、三橋氏は生後5カ月の子供を抱いていた。子供が泣いたため、泣き止ますため自分が取り戻そうとしたところ、覆い被さる格好になった。両手の使えない三橋氏は押し返すため、自分の腕を噛んだ――。
https://www.youtube.com/watch?v=IKHz36pCI00

「平手打ち」に関しては三橋氏も1月8日のブログで、《妻がかなりきつい言葉をわたくしにぶつけ、一瞬、カッとなったわたくしは、妻の左ほほを平手打ちしてしまいました》と明かしている。

 つまり新聞が報じた逮捕容疑は間違ってはいない。だが三橋氏の両腕がアザだらけだったのも事実だ。妻の被害届を元にして記事が書かれているため、三橋氏のケガについては触れていないのだ。

「恥ずかしながら、これまでにも夫婦で取っ組み合いをしてきました。最初は口論でしたが、次第にエスカレートしたんです。妻は警察を呼ぶ癖がつき、3回目の通報で逮捕となりました。釈放されて驚いたのは、新聞やテレビなどが軒並み報じていたことと、ネット上で『三橋貴明はDV常習犯』、『妻を日常的に監禁し、暴力を振るい続けている』という記事のようなものが大量に掲載されていたことです。もし私が、今の妻や過去に結婚していた女性に、一方的な暴力を振るったり、虐待をしたりしていれば、釈放など絶対にされません。起訴され、裁判が開かれていたでしょう」

次ページ:妻に対する嘘も拡散

前へ 1 2 3 4 5 次へ

[3/6ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。