“社員弁護士”が提訴 オリンパスの“不祥事”隠し

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 社名の由来は、ギリシャ神話の神々が棲むオリンポス山。名は体を表すというが、光学機器メーカー「オリンパス」は、笹宏行社長(62)や役員の多くが自らを“神”のごとく、勘違いして部下やマスコミに接しているのではないか。

 1月29日、朝日新聞朝刊の社会面にこんな文字が躍った。

〈オリンパス、社員弁護士が会社提訴〉

 記事は、オリンパスの法務部所属で弁護士資格を持つ社員が、“パワハラ”の被害を受けたとして会社を訴えたとの内容だ。実は、本誌(「週刊新潮」)1月18日発売号の記事〈7年前の不祥事を教訓にできない「オリンパス」の隠し事〉で、取り上げた人物なのだ。...

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