みのもんた「納骨する気になるまで6年かかった」―― 妻に先立たれた男は何を想うのか
6年前、苦楽を共にした愛妻を亡くした稀代の人気キャスター・みのもんたさん。死にゆく妻を看取った後、彼は何を想ってきたのか――。(以下「新潮45」3月号 【特別企画】妻に先立たれた男の話「納骨する気になるまで6年かかった」(みのもんた著)より転載)
***
今年の5月22日が女房の七回忌なので、それを機に納骨しようと思っています。でも、まぁ、6年かかったね、納骨するまでに。これまでお骨は鎌倉の自宅のキッチンに置いていました。キッチンはわが家で最も眺めのいい場所にあって、窓越しに江の島、葉山、逗子と相模湾が一望できる。...