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百寿者が日本の5倍のサルデーニャ島 92歳でバールを経営するお爺ちゃんの食生活
イタリア領だが、半島からは少し隔たった島、サルデーニャでは、100歳まで生きる確率が世界でもとびきり高いという。それも多くの場合、亡くなる直前まで元気に活動しているというのだ。百寿者の楽園はいかにして現出したのか。その秘密を現地に探った。
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イタリア半島を長靴にたとえたとして、つま先でシチリアを蹴とばした先にあるといえば、サルデーニャの位置が大雑把ながらも伝わるだろうか。
地中海はティレニア海に浮かぶその島は、ヨーロッパで最も美しいといわれるセレブ御用達のビーチ、エメラルド海岸がことさら有名だが、近年、ほかの点でも世界的な注目を浴びるようになった。...
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「百寿者の楽園・サルデーニャ島」のライフスタイル 1日の摂取・消費カロリーが“ぴったり一致”
イタリア・サルデーニャ島に暮らす人々は、100歳まで生きる確率が世界でも突出して高いという。長寿の秘密はどこにあるのか――。2012年にギネス世界記録「9人きょうだいの合計年齢818歳」に認定された「メリス家」の皆さんを始め、島で暮らす人々の生活を取材した。
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サルデーニャの温暖な気候ゆえだろう、10月半ばだというのに、畑にはトマトやナス、インゲン豆などが元気に育っていた。雑草をむしり、作物を収穫し、地面に鍬を入れ、クルミの実を穫るメリス家の次男・アドルフォさんの姿は、とうてい92歳には見えない。...
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