「宇野昌磨」祖父が“転べ!”の願掛けをするワケ

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「今度は優勝」と

 で、実際に最近の宇野は転倒が目立つ。昨年12月のGPファイナルでは、SPでのトリプルアクセルで転倒。続く全日本と先月の四大陸選手権では、ともにフリーで4回転フリップの際に転んでいる。まさしく画伯の「願掛け」通りに進んでいるわけで、あらためて聞いてみると、

「昨年は本当に私の言う通りに転んでましたから、これは成功したと思いました。ただ年が明けてもまだ転んでいるので、ちょっと転び過ぎかなと。私は『転ばないようにするにはどうしたらいいかを知るために転べ』と言ったんだけど……」

 そう困惑しつつも、以下のように予言するのだ。

「しかし、もし転んでいなかったら、最近の大会は全部1位でしょう。そうなったら慢心してしまうから、それを注意したのです。だから今度は優勝しますよ。あれだけ転べば、直すしかないのだから」

 五輪当日は、テレビ中継で応援するという。

「あくまで一観戦者ですから、干渉はしません。淡々と、一幅の絵を眺めるような気持ちで観ますよ」(同)

 すでに“大願成就”との確信をお持ちのようだ。

週刊新潮 2018年2月15日号掲載

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