「ミヤネ屋」に肉薄!「ゴゴスマ」が打ち切り寸前から視聴率8倍になったワケ

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「『なぜ地方の番組を観なきゃいけないのか!』とお叱りを受けたこともあります」

 平日午後の激戦区にあって、最低視聴率は0.9%(しかも2度 )……番組スタート当初に話だ。打ち切りまで囁かれた情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(TBS系) が勢いを増している。2月2日には関東地区で7.2%を記録 し、ベストを更新。目標の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)の背中も見えてきた。なぜここまで視聴率を伸ばすことが出来たのか、制作者に聞いた――。

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 番組は名古屋のCBCテレビ(中部日本放送) で作られている。愛知県、岐阜県、三重県で放送されるローカル番組としてスタートしたのは2013年4月。それまで、ドラマの再放送枠だった午後2時台をおよそ38年ぶりに生放送枠として復活させたのだ。同局編成部は言う。

「『ミヤネ屋』が生放送で非常に勢いがある中、エリアにこだわった生活情報を展開し、子育て世代の主婦層を中心とした視聴者を獲得しようと番組を立ち上げました」

――最初から「ミヤネ屋」がライバルであったかのようだが、実は番組の作りはまるで違っていた。「ゴゴスマ」の稲垣邦広プロデューサーが振り返る。

稲垣邦広氏(以下、稲垣):番組スタート時、私はまだプロデューサーではありませんでしたが、当時のキャッチフレーズ「内閣改造よりも麻婆豆腐の作り方」に象徴されるように、掃除の裏技といった若めの主婦向け情報番組だったんです。それで「ミヤネ屋」に太刀打ちできていたかと言えば、全然でした。

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