続投決定「杉本和行」公取委員長 “泣く子も黙る”伝説
昨年末、リニア中央新幹線の談合事件で東京地検特捜部が大手ゼネコン大林組本社への家宅捜索に踏み切り、経済界に衝撃を与えた。きっかけを作ったのは、かつて“吠えない番犬”と揶揄されていた公正取引委員会。そのトップである杉本和行委員長(67)の“続投”が1月23日に決定したことで経済界には警戒感が拡がっている。
ベテラン司法ジャーナリストによれば、
「公取委は、談合や下請けイジメを積極的に摘発しているとはいえませんでした。それが2002年、杉本氏の前任者である竹島一彦氏が委員長に就任して“吠えない犬から脱皮せよ”と号令をかけたことで、摘発に本腰を入れ始めたのです」
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