元夫・唐十郎を訴えていた李麗仙 お宝“500万円ポスター”が警察に押収された日
離婚から30年の節目の年を迎えようかという、2016年のクリスマスのことだった。元夫である唐十郎氏(77)を相手取り、著作権をめぐる裁判を起こした李麗仙さん(75)だったが、2016年10月にその訴えは棄却。おまけに“取り戻した”評価額500万円のポスターが警察に押収されてしまったのだという。
***
速報羽生結弦との「105日離婚」から1年 元妻・末延麻裕子さんが胸中を告白 「大きな心を持って進んでいきたい」
唐氏と李さんの争いについては、「週刊新潮」2016年9月8日号でも報じている。詳しくはこちら「李麗仙、元夫・唐十郎を著作権で訴える…離婚から28年」
(https://www.dailyshincho.jp/article/2016/09101010/?all=1)記事を参照頂きたいが、つまるところ唐氏が立ち上げ、李さんが看板女優として活躍した劇団「状況劇場」の権利関係をめぐるトラブルである。
唐氏と李さんの結婚は1967年のこと。夫婦は息子・大鶴義丹(49)を授かるも、88年に離婚。同年に唐氏は「状況劇場」を解散し、新たに劇団「唐組」を立ち上げたうえ、翌89年には現在の妻と再婚している。
件のポスターの経緯については、2014年の出来事として、先の記事で関係者がこう証言していた。
〈「唐さんは山中湖に別荘(通称・乞食城)を持っており、ここには『状況劇場』時代の貴重なポスターなどが置いてある。李さんは“乞食城は劇団員の稼ぎで作ったものだから”と離婚後も出入りしていた。ところが、唐さんが倒れる前、ポスターを明治大学に寄贈する話が出たのです。李さんはそれを認めず、別荘からポスターをごっそり持ち出してしまう。これに対して劇団唐組が警察に通報する騒ぎが起きたのです」〉
“唐さんが倒れる前”とは、12年に唐氏が重度の脳挫傷を負った件を指す。これによって現在の夫人が「成年後見人」となり、唐氏に代わって李さんに対応することになったことが、事態をややこしくしているフシもあるのだが……。
[1/2ページ]