銀座・泰明小学校のアルマーニ騒動 元父兄が本音を語る「何が問題なの?」

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 公立小学校の制服(標準服)に8万円! しかも、イタリアの高級ブランド“アルマーニ”デザイン――。世間ではそんなものは高価すぎるとの声が圧倒的に多い。が、果たしてそうなのか。何しろ、ところは銀座の真ん中に立つ泰明小学校なのである。

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 東京・銀座のど真ん中にある中央区立泰明小学校が、標準服の変更で大揺れだ。新聞、テレビが連日報じ、中には“義務教育無償”を謳った憲法26条第二項まで振りかざして、憲法違反を論じるところまで現れるほど――。

 そもそも、中央区立泰明小学校は以前から標準服を採用している。現行のものは、男子1万7000円、女子1万9000円程度という。今頃になって憲法問題を論じるには遅すぎやしないか。そして気になる、新しい標準服のお値段は、

※身長130センチ(すべて税込み)
男子上着:2万5920円  女子上着:2万4840円
冬ズボン:9180円    冬スカート:1万2860円
夏ズボン:8964円    夏スカート:1万1880円

 これに、長袖シャツ(ブラウス)、半袖シャツ(ブラウス)、ベスト、夏帽子、冬帽子、夏ソックス、冬ソックスを加え、しめて男子8万244円、女子8万5428円といった具合だ。

 確かにいい値段だ。「オレのスーツより高い」というお父さんもいるだろう。

 だから、2月8日の衆院予算委員会では“お洒落番長”麻生太郎財務相(77)までが質問に立たされ、自身のスーツの値段(おそらく数十万円)はさし置いて、こう答えた。

「まあ、高けえっちゃ、高いでしょう。あなたの背広がいくらか知らないが、8万円は高いものだと思う」

 さらに、自身が自民党の文教部会長時代、児童数が少なかった小学校の統合に当たった当時の話に及ぶ。

「(泰明小を)つぶそうとしたが、銀座のすし店のオヤジから何から『おれの母校だ』とえらい勢いで言われ、これでは銀座を歩けないと思った。えらい伝統のある学校だと思った……」

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