「維新」公認市議に“元暴力団員”疑惑 本人沈黙も動かぬ証拠

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 奈良県香芝(かしば)市に鈴木篤志という日本維新の会公認の市議会議員がいる。その鈴木篤志、実は山健組の元組員だという――。

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「今年の正月、関係者宛に匿名の年賀状が届きましてね。彼が組事務所にいる写真が載っていたんです」と明かすのは、地元の市政関係者。

 市議会関係者は水面下でヒアリングを行ったが、本人は真っ向から否定したという。しかし、当時の鈴木議員を知る複数の元暴力団関係者はこう証言する。

「そんなウソは通らん。鈴木が組に出入りし始めたんは十数年前。当時の組は山口組3次団体で、4代目山健組の下やった」

 その言葉を証明するように、〈甲野篤志コト鈴木篤志〉が2013年に山健組から破門されたことが記された破門状も存在する。

 市の暴排条例によると、組を抜けてから5年間は暴力団員扱いされる。鈴木議員が市議会議員に当選したのは2017年。破門後4年しかたっておらず、条例上は暴力団員のまま、公職についたことになる。

 公認した維新の会に本件について取材を申し込むも、担当者をたらい回しにした挙句、9日12時までに回答はなかった。

 2月7日発売の「週刊新潮」では、代紋が掲げられた部屋でケータイをいじる鈴木議員の写真を掲載。さらに、組員当時の鈴木議員の様子や、代理人弁護士の反応などを報じる。

週刊新潮 2018年2月15日号掲載

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