茂木敏充大臣のウソを暴く 買収線香「50人リスト」を公開

国内 政治

  • ブックマーク

予算委員会でのやりとり

 去る1月29日の衆院予算委員会。立憲民主党の逢坂誠二議員が質問に立ち、小野寺防衛相にこの事実を確かめた後、茂木氏に質した。

 以下はそのざっくりとしたやりとりである。

茂木 わたくしが配布したものにですね、わたくしの氏名は入っておりません。公選法199条の3の規定に則りまして、政党支部の政治活動として行なっているものであります。

逢坂 もう少し具体的に。仮にお線香が300円だとすれば、300円のお線香を持って行って、それはどうされているのか。

茂木 個人の名前等を記載してはいけない、そういう規定に則ってですね、行なっております。

逢坂 名前を書いていなければモノを無償で配っても良いと、そういうご理解ですか。

茂木 えー、公選法の規定上はそのようになっていると承知いたしております。

 とりもなおさず、これまで頑なに否定していた線香配布の事実を認めた瞬間である。野党席がザワつく中……。

逢坂 野田大臣、公選法の規定上、名前を書いてなければ無償でモノを配ってもいいとなっているんですか。

 茂木氏の隣に鎮座する野田聖子総務相は質問に明確には答えず、公選法199条の3の条文を読み上げるばかり。しかも、肝要な「又はこれらの者の氏名が類推されるような方法で寄附をしてはならない」という箇所を読み飛ばしている。

 逢坂氏は当然、「ちょっと野田大臣、わかりにくい。国民にわかりやすく」と都合3度に亘って異議申し立てをするものの、野田総務相は木で鼻を括った答弁に終始した。そして最後に、

逢坂 茂木大臣はお線香とか(衆議院)手帖はご自身の名前が書いていないけれども、政党支部の活動の一環として選挙区内でお配りになられていると。ただし、お金は頂いていないということで宜しいでしょうか。

茂木 えー、それで結構です。

次ページ:「茂木秘書」と認識

前へ 1 2 3 4 5 次へ

[2/6ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。