出演者はノッポばかりの「BG」 主演「キムタク」救済の遠近法
キムタクを使ったドラマは失敗しない。そんな神話がテレビ界にあるのか、木村拓哉(45)主演の「BG〜身辺警護人〜」(テレビ朝日系)が快調な滑り出しである。さすがと言うべきは、その豪華キャストもさることながら、キムタクのための「遠近法」も随所にあって――。
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キムタクがボディガード役に挑むという同ドラマは、2回目までの平均視聴率が15・4%。今期ドラマ全体で見渡しても、松本潤主演の「99.9 ―刑事専門弁護士―」(TBS系)に続く好調ぶりなのだが、何が良かったのかと言うと、
「キムタクが中年の憂いをきちんとまとってオッサン扱いされているところです。ありのままのキムタクで勝負という印象を受けましたし、私もそちらのほうがいいと思います」(ドラマに詳しいライターの吉田潮氏)
加えて、
「さすがに強力な“ボディガード”を揃えただけのことはありますね」
とは制作プロダクションの関係者だ。
「まず、脚本が『白い巨塔』、『昼顔』などのヒット作を担当した井上由美子です。加えて上川隆也、江口洋介、石田ゆり子、それに斎藤工といった主役級を配してある。他にも、菜々緒や間宮祥太朗など旬の俳優が出演していますから、皆でキムタクを守っている感じです」
コラムニストの林操氏も言う。
「『BG』のキャストに主役級を揃えたのは“キムタクを何とかしなきゃいけないプロジェクト”みたいなものが動いているのを感じますね。普通、ジャニーズ俳優のドラマは、主役だけにフォーカスするのですが、今回はキムタクを主峰とする連峰のようなスタイルです」
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