『妻に捧げた1778話』ベストセラーに見る「配偶者を亡くしたときの男女差」
年間200冊を読むカズレーザーさんが「15年ぶりに泣いた本」とは――
作家・眉村卓さんの『妻に捧げた1778話』がベストセラーとなっている。余命1年を宣告された奥様のためだけに、眉村さんは毎日1話ずつ短編小説を書くことを約束する。その闘病記と実際の短編とで構成された本だ。初版は13年前とかなり前の本になるにもかかわらず、放送後2カ月余りで20万部も増刷したという。
きっかけは昨年11月に放送された「アメトーーク!」の「本屋で読書芸人」で紹介されたこと。カズレーザーさんが「15年ぶりに泣いた」と語り、さらにその場で本を開いた光浦靖子さんも涙する――という場面が多くの視聴者の興味を惹き、放送直後から売れ行きが急伸したのである。...