養女に蒸し返された82歳「W・アレン」の性的虐待
映画界の巨匠、ウディ・アレン(82)が、性的虐待疑惑に晒されている。
虐待を告白したのはディラン・ファロー(32)。その昔、アレンと事実婚関係にあった女優ミア・ファロー(72)の養女だ。
「1月18日にCBSが『THIS MORNING』で被害を訴える彼女のインタビューを放映。大注目されました」(在米記者)
そのインタビューによれば、ディランがまだ7歳の時、別荘でアレンに性器を触られるなど悪戯をされたのだという。
「ただ、この疑惑は25年前から知る人ぞ知る話。だからアレンも、四半世紀前に終わった話だ、ディランは母親に洗脳されているだけだ、と反論しています」(同)
恋多き女優のミアは、アレンの前にあのフランク・シナトラや指揮者のプレヴィンと結婚。彼女には実子4人に養子10人がある。ここで複雑なのが、1992年にアレンとミアが破局した原因。プレヴィンとの結婚当時、養女にしたスンイー(47)が、いつの間にかアレンと恋愛関係に……。
「アレンとスンイーは97年に結婚しますが、その間、他の養子の親権争いなどの法廷で、ミアが虐待の件を主張していたのです」(同)
結局当時は不問に付されたが、4年前に今度はディラン自身が、性的虐待を告白。アレンにアカデミー賞を与えるな、と映画界に訴える書簡をニューヨーク・タイムズで発表した。
「でも、この時は大きな話題にはなりませんでしたね」
と言うのは北米在住のライター、關陽子氏。
「ただ、その反応の無さに、かえって映画界への疑問を深めたのが、それまで義姉の虐待疑惑から距離をとっていたミアの実子でジャーナリストのローナン・ファロー。ハーヴェイ・ワインスタインを追い詰めた『ニューヨーカー』誌の記事を執筆した当人です」
1月20日に大規模な行進集会が全米各地を席巻した“#MeToo”運動。だが、その原点は、ある家族の因縁と確執にあったのだ。