放送時間は1日4時間! 絶好調「テレビ東京」のどん底時代
低予算を知恵と手間でカバー
低予算を逆手に取り、知恵と手間でユニークな番組を輩出しているのがテレビ東京だ。最近で言えば、「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「家、ついて行ってイイですか?」あたりは、まさに同局の真骨頂とも言うべき番組だろう。
もちろん、最近でも民放キー局と比べれば決して予算などは恵まれていないのだが、かつての苦境はその比ではなかった。テレビ東京の前身、「東京12チャンネル」開局当初からを知る元同局役員の石光勝氏は、著書『テレビ番外地』の中で、そのもっとも苦しかった頃の秘話を明かしている(以下、引用は同書より)
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