マッチョな46歳「坂本一生」 トレーニングジム経営に苦戦で早くも料金値下げ

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逮捕は“元祖”か“新”か

“元祖”と“新”を巡ってワイドショーは追いかけ続けた。尋常ならざる事態に仲介が入る。心配した森繁久彌(1913〜2009)と二谷英明(1930〜2012)が事務所社長を説得し、“新”は“坂本一生”の芸名を名乗ることに。この間、新加勢大周を名乗ったのはわずか20日――だが、当時を知るものには強烈なインパクトを残しているのだ。

 それが証拠に15年後の08年、“元祖”が覚醒剤取締法および大麻取締法違反で逮捕された時には、坂本にも取材が殺到。

「“元祖”なのか“新”なのかで、記者の人たちも混乱したそうです。僕は別の事務所に移っていましたが、事務所も『どっちだ?』と大騒ぎになっていました」

 坂本の芸能活動は、結局、鳴かず飛ばずで、その後は様々な職業に就く。

「プロレスラー、業務用コピー機の配送、長距離トラックの運転手、鳶、レストランの店長、便利屋……」

“あの人は今”で紹介されるたびに職業が変わっているイメージ。長続きしないのか?

「よく言われるんですけどね、違うんです。プロレスラーを目指した時は、団体のごちゃごちゃで辞めざるを得なかった。コピー機は1台250キロもあるものですが、運んでいる時に足に落として、今も指が潰れたまま……。長距離トラックの時は、仕事を終えてスーパーからの帰り道で車にひかれて左足を骨折。クラッチを踏めなくなって辞めざるを得なくなった。鳶の時は、雨上がりに足場から落ちて顎の骨を骨折して以来、高所恐怖症になっちゃった。鎌倉のレストランは、夏場は満員だけど、冬になるとお客さんが来なくて閉店。便利屋の広告塔を務めていましたが、ヤラセの宣伝番組に嫌気がさして……。『長続きしない』と言われるけど、続けたくても続けられなくなっちゃうんです。利用もされたしね、兄貴から“バカ”と言われたりしながら……」

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