韓国は北朝鮮に平昌五輪へ参加してもらうため“巨額の秘密資金”を提供した!?

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金正日に面会するには3億ドル

 では、本題たる“秘密資金”の問題に入ろう。北朝鮮の平昌五輪参加だが、専門家は水面下での実情を次のように明かす。

「そもそも北朝鮮に何かを依頼するには、秘密資金が必要だというのは常識です。例えば故・金正日(キム・ジョンイル)に面会するには3億ドルが必要とされていました。マカオのカジノ王として知られる香港出身のスタンレー・ホーが実際に払って協議を行い、平壌の高級ホテル『羊角島国際ホテル』でカジノ『平壌娯楽場』を経営する権利を得たという話は、知る人ぞ知る秘話です」

 北への秘密資金と言えば、故・金大中(キム・デジュン)元大統領が有名だ。98年に大統領に就任すると、北朝鮮に対して緊張緩和の「太陽政策」を打ちだした。

 そして00年に平壌で金正日国防委員長との南北首脳会談を実現。これでノーベル平和賞を受賞する。ところが後に韓国財閥・現代グループを通じ、北朝鮮に4億〜5億ドル(約
440〜550億円)の秘密資金を支払ったことが明るみになる。

「本人の罪は問われませんでしたが、04年に関係者には有罪判決が下り、金大中氏もメディアのインタビューで関与を認めました。最新の研究では、5億ドルを超えていた可能性も指摘されています。03年に就任した次の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領も太陽政策を引き継ぎますが、08年に任期を全うすると、翌09年に自殺します。表向きは贈収賄事件で自身に捜査の手が伸びたからだとされました。しかし少なくとも研究家の間では、盧武鉉氏も北朝鮮へ秘密資金を払い、それが発覚するのを恐れて命を絶ったという説が根強いのです」(同・専門家)

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