韓国は北朝鮮に平昌五輪へ参加してもらうため“巨額の秘密資金”を提供した!?
お祝いムードの大問題
平昌(ピョンチャン)冬季五輪に北朝鮮の参加が決まった。その報道は“お祝いムード”と言えば聞こえがいいが、例えば北朝鮮の韓国視察団でリーダーを務めた玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏を“美女団長”と形容して大騒ぎという体たらくだった。
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そんな軽薄な問題にしていいはずもない。というのも、半島情勢に関する日本の専門家は、「北朝鮮の五輪参加の裏には“秘密資金”の存在がある」と指摘するからだ。驚愕の内容は詳細を紹介する前に、これまでの経緯を見ておこう。
昨年2017年から様々な動きが報じられてきたが、一気に事態が動いたのは今年18年1月1日。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が発表した「新年の辞」に、「五輪に選手団を派遣する用意がある」との言及があったのだ。さっそく9日に南北閣僚級会談が行われ、北朝鮮の平昌五輪の正式参加が決定した。
具体的には、スキー、アイスホッケー、スケートの3競技に、北朝鮮は22選手を派遣することになっている。またアイスホッケー女子は五輪初の南北合同チーム結成となったのはご存じの通りだ。
ところが韓国世論は、若年層を中心に「これまで努力してきた選手が、いきなり北の選手に取って替わられるのは大問題」などと、厳しい反対の声が上がっている。これも大きく報道されているが、この問題については、後で触れる。
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