茂木大臣の「公選法違反」をおさらい 衆議院手帖を無償提供、香典を配布

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週刊新潮を警戒して…

 最後に、茂木氏の近況についても触れておこう。地元政界関係者の言葉を借りると、

「相当に『週刊新潮』を警戒しているみたいです」

 ということになる。

「例えば、普段なら選挙の出陣式とか当選報告会には、煮物とか赤飯を用意して、ヤクルトで乾杯だった。それは『両毛ヤクルト』って企業が地元にあるからなんだけど、去年の衆院選では一切出なかったんだって。ある議員が“なんで何もないの?”って聞いたら、事務所のスタッフが“週刊新潮さんにまた取材されたら困るんで、一切やめます”と返したそうだよ」

 誰かの言うように、「ルールを作る人」「そうではない人」に人間が分かれるのだとしたら、選良はむろん前者にあたる。ルールを作る人は同時にこれを守る人でもあるはずで、破ってどうする。いま一度「信用」の2文字を噛み締めるべきではないのか。晩節を思い切り汚した派閥領袖の衣鉢を継ぐことになる前に。

週刊新潮 2018年2月1日号掲載

特集「1強『安倍政権』の泣き所 『茂木大臣』が尻から煙の『買収線香』」より

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