茂木大臣の「公選法違反」をおさらい 衆議院手帖を無償提供、香典を配布

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「会費は納めていない」

 そして、衆議院手帖の無償提供について。

「茂木の事務所は、5区の有権者に対して『衆議院手帖』を配っています。毎年3000部ほどで、1部600円なので、180万円に相当するものです」(前出の事務所関係者)

 手帖の形態を説明しておこう。黒地に金色で「衆議院手帖」と入り、縦15センチ×横9センチ×厚さ1センチと、スマホより少し大きめのサイズ。前半はスケジュール欄、半ばにメモ部分、巻末に日本国憲法や各代議士の連絡先が並ぶのが特徴だ。

「配布対象の選挙区内の有権者というのは……」

 と、この関係者が続ける。

「各地域内にある『後援会』の幹部が主ですが、後援会費を払っていない人がかなり含まれており、彼らが“無償で手帖の提供を受けている”と認識しているのは間違いありません」

 本誌は「手帳配布予定概要」と題された動かぬ証拠であるリストを入手。そこに名を連ねる面々に取材をしたところ、

「(後援会費は)ないです。正月なんかには(茂木)本人が“これ作ったから使ってください”という感じで手帖をくれます。お蔭様で私は毎年もらっています」(Tさん)

「後援会に入ってからは随分経つねぇ。会費は納めていない。手帖は年末、自宅まで秘書さんが持ってきてくれるんです。もう5年とか長いあいだね」(Mさん)

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