「24時間テレビ」「感動ポルノ」を当事者はどう考えるか 障害者芸人ホーキング青山の主張

国内 社会

  • ブックマーク

美談をどう考えるか

 差別の対象となりうる存在をテレビのお笑い番組で扱うことの難しさを示したのが、ダウンタウン浜ちゃんの「黒塗り騒動」だろう。一方で、そうした存在は「美談」として扱われることが多い。代表例は「24時間テレビ」だ。何らかの障害を負った人が、夢に向かって努力する姿、あるいは壁を乗り越える姿が感動的に扱われる。こうした番組に対して「偽善だ」という批判も無いわけではないが、浜ちゃんが浴びた批判に比べれば大したことはない。

 では、こうした「美談」を障害者の側はどう見ているのか。...

つづきを読む