プロが狙う年利6%! 「インフラファンド」徹底研究
〈あなただけに教える高利回り商品があります〉などと囁かれたら眉に唾して聞いたほうがいい。ところが、プロも注目する金融商品で意外な高配当を出しているものもある。それが「インフラファンド」だ。
東証に“初登場”したのは一昨年6月で、上場しているのはまだ4社しかない。利回りでいずれも5〜6%(1月12日時点)の配当金を出しているのが「インフラファンド」だ。どんな金融商品なのか。
ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏が言う。
「インフラファンドはJリートと同じような仕組みになっています。Jリートは投資家などから集めた資金をオフィスビルや賃貸マンション、ホテルなどに投資し、その家賃や売り上げを投資家に還元するというもの。一方、インフラファンドの投資先は主に太陽光発電所です。その売電収入を投資家に還元するというファンドなのです」
ここでおさらいしておくと、太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)は2012年に始まり、全国で競うように太陽光発電所が作られた。だが、施設によって発電量も違えば「買取価格」も差があるのはご存じの通り。買取価格の下落や乱立で破綻した事業者もいる。そんなものに投資して大丈夫なのだろうか。
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