志尊淳の女子力に「完敗」の声 トランスジェンダーを描いた「女子的生活」

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 NHKドラマ10「女子的生活」が本日最終回を迎える。主演の志尊淳が演じるのは、小川みきという、トランスジェンダーの男性。見た目はスラリとした美人の女性だが、男に興味があるわけではなく、好きになるのは女性、という“複雑な”人物を熱演している。

 田舎から上京し、ファストファッションの会社で働きながら“女子的生活”を楽しんでいるOL・みきは、ある日、高校の同級生の男(町田啓太)と再会し、ひょんなことから共同生活をおくることに。一方、会社や世間で日々巻き起こる様々なモヤモヤ案件に対し、みきは圧倒的な自己肯定力で闘い、痛快に吹き飛ばす。そんな胸のすくガールズストーリーだ。美男美女の志尊と町田コンビの関係性がコミカルに描かれるのも楽しい。第3回までには、合コンでの「梅酒系ほっこり女子」対「ファストファッション系キラキラ女子」のような女同士のマウンティングバトル(最後にはみきが全部持っていってしまう!)や、親切や気遣いの皮を被ったモラハラと戦うみきの姿などが描かれた。

 放送前から、志尊淳の女装姿に期待が集まっていたが、実際に放送が開始されるとSNSでは、「女子的生活の志尊淳くんほんとに綺麗。普通に女の子だもん」「志尊淳くんの女子的生活見てるけど、可愛いし脚めっちゃ綺麗だしスキニージーンズ姿なんか普通にモデルさん」と、絶賛の声で溢れた。中には「普通に女子力とかスタイルとか負けすぎて 女で生きてるってゆう危機感感じる 女子的生活見てたら笑。みんな女子力あげてこ」「淳くんも愛おしい 女子的生活で淳くんみて 私にいかに女子力がないか 毎週思い知らされてる」と、志尊淳の女子力の高さに“白旗”を上げる人も。

 LGBTという複雑なテーマを扱っている本作だが、原作者の坂木司さんは「立ちはだかる問題を、智恵と勇気と現代のツールで切り払う。悩みながらも顔を上げ、自分の力で『好き』に向かって突き進む彼女の姿を、一緒に見守っていただけたら幸いです」(NHK公式HPより引用)と、期待を寄せる。その言葉通り、SNSでは「女子的生活、とても元気と勇気をもらえます!」「繊細なテーマだけど重すぎないし、何よりLGBTとか関係なく、頑張ってる人たちに勇気を与えてくれる!!」と、応援する声が届いている。

デイリー新潮編集部

2018年1月26日掲載

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