田舎暮らし「したい人」と「来て欲しい人」をマッチングさせる方法──外国人が熱狂するクールな田舎の作り方(2)
飛騨の里山の「なにげない日常」を見せることで、約80カ国から毎年数千人の外国人を呼び込むことに成功した着地型ツアー、SATOYAMA EXPERIENCE。それは、企業経営の手法を地域経営にも当てはめることで可能になった。
観光業のような「手間暇のかかる」活動には、人の手が絶対的に必要であるが、人口流出の続く飛騨のような地方部で、満足のいく働き手を確保することは容易なことではない。田舎暮らしに憧れている都会人は少なくないが、稼げる仕事がない、そもそも仕事がないということであれば、そうそう簡単に田舎に居を移すわけにはいかない。...