“新規上場”の襲名 松本幸四郎についた初値は

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 新しくなって5度目の“春”を迎えた歌舞伎座は高麗屋三代の襲名披露公演で沸く(26日まで)。

 松本幸四郎が二代目白鸚(はくおう)へ、息子の市川染五郎が十代目松本幸四郎へ、さらにその息子の松本金太郎が八代目染五郎へ、という高麗屋の慶事が、歌舞伎座開場130年の幕開けを飾って連日の大賑わいである。

 わけても45歳の若き幸四郎への期待は高い。夜の部の「勧進帳」は歌舞伎十八番の一つ。かねて「あこがれ続けてきた役」と弁慶への思いを語っていた幸四郎。...

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