視聴率20%「GACKT」格付け番組のプロレス的鑑賞法
視聴率獲得のため、クイズの勝敗を操作する――。テレビ業界の不正を描いたのは、ロバート・レッドフォード監督の「クイズ・ショウ」だが、元日のバラエティ番組で、連勝記録をさらに更新したのは、すっかり格付け芸人の色が濃くなったGACKT(44)。ここまで勝ち続けると、眉にツバをつけたくもなるが……。
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芸能人たちが、プライドを懸けてあらゆるものの「本物」を見極める、お正月の人気番組「芸能人格付けチェック!」(テレビ朝日系)。今年も元日に放送されると、他を圧倒する19・6%という高視聴率を叩きだした。
「その視聴率を支えている要因の一つが、一流芸能人として番組内で君臨しているGACKTです」
と言うのは、さるテレビ関係者。
「番組の常連となっている彼は連戦連勝を重ね、前回までに51連勝。不敗神話を作りました。現在も記録を更新中で、どこまで記録を伸ばすかが、番組の見どころの一つになっている。もはやGACKTは番組に欠かせない存在と言えます」
今回の放送では、GACKTが、Ⅹ JAPANのYOSHIKIとペアを組んで登場。総額39億円の弦楽器を使った演奏と、初心者用の計80万円の楽器で奏でた曲を聴き比べたり、1億円の盆栽とお菓子で出来た盆栽を見分けたり。出題された4問すべてを的中させ、今回で55連勝まで記録を伸ばしたのである。
この数字を見て、ライター兼イラストレーターの吉田潮氏は、
「私は、彼が絶対に負けないように演出されていると思いますよ。あまりにも連勝しすぎで、事前に情報を知っているのだろうという疑いしか持てないですね」
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