「笑いとタブー」「笑いと差別」をどう考えるか 障害者芸人ホーキング青山はこう考える(1)
絶賛された漫才と批判された浜ちゃん
年末年始、「笑いとタブー」あるいは「笑いと差別」という問題がクローズアップされる出来事が続いた。
「タブーに挑んだ」と一部で喝采を浴びたのは、ウーマンラッシュアワー。「THE MANZAI」で披露した漫才が、原発や米軍基地、日米関係といったことをネタに織り込んだことが賛否両論を巻き起こしたのである。
一方で、人種問題という“タブー”に関連して、一部で批判を浴びたのが、大晦日の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」。ダウンタウンの浜ちゃんこと浜田雅功が、エディ・マーフィーを模して顔を黒塗りにしたことについて、「欧米では考えられない」といった批判がネットなどで寄せられたのである。...