直撃に貴乃花が語った「力士を志す者たちへ学べる角界であるべき」 告白した事件の全貌とは

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協会側から“大事にしないよう”

 事件後の貴ノ岩については、こう説明している。

〈事件直後に血だらけで鳥取の病院に行って、医療用ホチキスで処置。さらに巡業で広島に行った時に傷を縫い合わせた。その後、福岡県の田川市の病院に行くと、“骨折しているんじゃないか”ということになり、改めて済生会福岡総合病院に行った〉

 12月20日の臨時理事会で貴乃花親方が協会側に提出していた報告書に、貴ノ岩の診断書を書いた同病院の医師への怒りが綴られていたことは(上)で前述した。そして、その報告書には、事件後の対応についても重要な記述があった。

「貴乃花親方の報告書には、事件後、相撲協会側から“大事にしないよう何度も言われた”と書いてありました」(先の貴乃花親方の支援者)

 貴乃花親方のタニマチ(前出)によると、

「親方は事件を把握した後、日馬富士の師匠である伊勢ヶ濱親方と何度もやり取りをした、と話していた。貴乃花報告書にある“相撲協会側”の人間とは、伊勢ヶ濱親方のことを指しているのかもしれません」

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