直撃に貴乃花が語った「力士を志す者たちへ学べる角界であるべき」 告白した事件の全貌とは
「貴乃花」が激白! 最凶の横綱「白鵬」の正体(下)
本誌(「週刊新潮」)の直撃に、ついに貴乃花親方(45)が心情を吐露した。そんな親方は、相撲協会の臨時理事会前日の12月19日、タニマチを前に今回の事件の一部始終を4時間に亘って語っていた。また件の理事会では、貴乃花親方は「事情説明」と題する報告書を提出。そこには「日馬富士がアイスピックを持った時にようやく白鵬が止めに入った」(内容を把握している貴乃花親方の支援者の一人)といった記述のほか、貴ノ岩の診断書を相撲協会に流した医師について「医師法違反に当たるのではないか」(同)といった内容が綴られていたという。
だが、この「貴乃花報告書」は協会の策謀によって“幻”と消えた――。貴乃花親方がタニマチに告白した事件の全貌とは、如何なるものなのか。その証言を、順を追って紹介していく。
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まず、貴ノ岩が問題の飲み会に参加する経緯は次のようなものだった。
〈最初に白鵬や日馬富士に誘われたが、貴ノ岩は断っている。すると、今度は手を変えて、恩師である鳥取城北高校相撲部総監督の石浦(外喜義(ときよし))さんから誘わせた。で、恩師の飲み会だと思って行ってみたら、そこに白鵬らもいて、貴ノ岩は“嵌められた”と感じた。貴ノ岩には、なぜ石浦さんがそんな飲み会の場を作ったのか、信じられないという思いもある〉
その飲み会の1次会で白鵬が貴ノ岩に対して説教をし始めたことは報じられている通りだが、
〈貴ノ岩は、白鵬らから“せっかく鳥取城北高校の関係者が集まっているのだから、他の人も呼んだらどうか”と言われて、スマホで複数の人に誘いの連絡を入れていた。すると当然、飲み会の最中にその返事が続々と来る。それでスマホを操作していたら“なに携帯触ってるんだ”となり、一連の出来事が始まった〉
日馬富士はまず平手で貴ノ岩を殴り、途中からカラオケのリモコンを使用しての殴打が始まった。
〈素手で殴る時は平手だけではなく、拳でもやられている。日馬富士は右利きだから、貴ノ岩の左耳付近をガンガン殴ったようだ〉
そして、日馬富士がアイスピックを手に取る経緯は(上)で前述した通りで、その後、ようやく白鵬は日馬富士を外に連れ出した。
〈当日は、照ノ富士も貴ノ岩と一緒に“お前も生意気だ”と言われ、正座させられ、殴られている。照ノ富士は膝が悪いのでわざと正座させられ、日馬富士の暴行を止めようと間に入った時に殴られた〉
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