「野際陽子」一人娘が語った母のスパルタと父「千葉真一」の十字架
2017年に世を去った著名人の中でも、印象深かったのは、女優・野際陽子(享年81)である。さまざまな「母」の顔を演じて評価を集めた彼女だが、実生活は果たして……。一人娘が語る、母・野際、そして、父・千葉真一。
野際が肺腺がんで亡くなったのは、6月13日のことだった。発覚から3年。2度の手術と抗がん剤治療を受けてきた。ドラマ「やすらぎの郷」撮影中での訃報は“戦死”とも言われた。
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野際と言えば、ドラマで演じた、息子を溺愛する強烈な母親役が記憶に残る。
ところが、
「実際の母は、本当に厳しい人でした」
と笑いながら回想するのは、長女の女優・真瀬樹里(43)。野際と千葉の間に生まれた彼女は、19歳で両親が離婚した後、母の傍にい続けた“愛娘”である。
「特に私が小学生の時。あの頃はテストが返ってくる日が本当に怖くて……。平均点を取っていても『のび太君』状態。帰るとテストを見られ、その場で怒られ、その場でやり直しさせられるのです。1問間違えただけで怒られる。“教科書を1回読んで、なぜ覚えられないの”と怒られる。まあ、母は確かに1回で覚えられるのですが……。一度、テストが返ってきたのを隠していたのがバレた時は、1〜2時間も怒鳴られっぱなしだったことがありましたね」
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