流行語大賞から外された豊田真由子 父母の越年の嘆き

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「死ななかっただけ…」

 何やら「再起」の匂いがぷんぷんと漂ってくるが、当人の家族はというと、

「豊田さんのお母さんは、何とか事を丸く収めようと必死です」

 と、彼女の元支援者が声を潜める。豊田氏は元政策秘書への傷害と暴行の疑いでさいたま地検に書類送検されたが(後に不起訴処分)、

「起訴を避けるべく、どうにか示談に持ち込もうと、選挙後、お母さん自身が元政策秘書に見舞金を渡そうと奔走していました」(同)

 一方、豊田氏の父親は、

「あれだけ騒がれて、死ななかっただけ儲けもんだろう」

 と突き放しつつ、実の娘をこう説教する。

「世の中には『10』働ける人と『1』しか働けない人がいる。平均して『5』になれば上手くいくわけですが、社会がそういう仕組みだということを、娘はまだ理解できていなかったんだろうかね」

 被害者の元政策秘書が改めて語る。

「豊田氏の暴言・暴力は決して許していませんし、彼女との溝も埋まっていない。しかし、この話題がいつまでも取り沙汰されるより、気持ちを切り替えて前に進んでいきたいと思います」

 こうして、幾人もの「近しい人」の人生を狂わせた、豊田氏の激動の2017年は終わりを迎えた。「この激(ハゲ)ーっ!」のリフレインとともに――。

週刊新潮 2018年1月4日・11日号掲載

ワイド特集「犬も歩けばドッグ・ファイト」

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