最後の愛人が明かす「桂文枝」のエスカレートする要求 “50年後に結婚すんねん”の約束

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警察沙汰に

 不安になった恵美子さんがかける電話やメールに、文枝師匠の返事も次第に冷めたものになっていった。気の焦りから、警察沙汰になったこともある。13年の夏だ。

「ある日、繁昌亭にいる文枝さんに直接会いに行ったんです。すると、身体の大きなお弟子さんが止めてきた。押しのけようとすると、今度は襟首を掴まれてしまったのです。結局、警察を呼ぶ騒ぎになってしまい、翌日、文枝さんに電話で叱られました。“吉本興業から女性関係をきつく注意されたから、もう君の家には行かれへん!”と言われてしまったのです」

 16年には、文枝師匠が歌手の紫艶に月20万円の愛人手当を払っていたことが報じられた。

「文枝さんは“紫艶とは1回だけ会ったら騙された”と言うのです。流出したツーショット画像も“切り貼りされたものや”と言い張る。でも、私にはお手当のようなものをくれたことは一度もありません。お金が欲しくて付き合ったわけじゃないけど、よくよく考えれば、私は“無料で遊べる愛人”だったということです」

 恵美子さんによると、身体の関係は4年ほど前から無くなっていたが、それでも電話やデートは最近まで続いていたと言う。

 それにしても、文枝師匠は彼女の事をどう思っていたのだろうか。高座を終えて出てきたところを直撃すると、

「知らん……」

「広報を通してや」

 と言うばかり。一方、所属する吉本興業は、

「本人は事実関係を否定しております。度が過ぎたつきまとい行為が行われていたので、弁護士と相談して対応を検討しているところです」(広報担当者)

 落語では男女の心の機微も軽妙に笑いに変える文枝師匠。しかし、自らの女遊びでは、思いつめる女心を読み違えたらしい。

 生身の「最後の愛人」は芸の肥やしになったのか否か。

週刊新潮 2018年1月4・11日号掲載

特集「『飲む打つ買う』は『春団治』譲り!? 『桂文枝』芸の肥やしは『最後の愛人』」より

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