最後の愛人が明かす「桂文枝」のエスカレートする要求 “50年後に結婚すんねん”の約束
“50年後に結婚すんねん”
タイガー・ウッズやマイケル・ダグラスもかくやの性の道楽への依存ぶり。遊びが過ぎる文枝師匠に対して、恵美子さんが抱いたのは淡い期待と不安だった。
「たしかに文枝さんは“妻とは別れない”と言っていました。でも、彼はよく“女房とは別居している。放り出されたようなもんや”とボヤいていたのです。色紙に“幸せにします”と書いてくれたこともありました。だから、揉める前までは“支え合う2人”ぐらいの関係でいいと思っていたんです」
さらに、
「12年のことだったと思います。文枝さんが自分の高校時代の友人のいる前で、“俺、50年後に彼女と結婚すんねん”と言ったんです。もちろん、こんな約束は意味がないと分かっていましたけど、その時はうれしくて、電話するたび“50年後に結婚してくれるんですか”と話していたものです」
もちろん、文枝師匠にそんな気はさらさらなかったに違いない。日経新聞「私の履歴書」では妻を気遣ってこう書いている。
〈家族そっちのけで仕事に没頭していたのに、いざ体調を崩すと、頼みとなるのは家族の助けだった。
なかでも妻の真由美。板金修理会社を営む父と、寺の娘だった母との間に生まれ、ご近所に愛されて育った。歌手になる夢を封印して、桂三枝という名前を大きくすることに尽くしてくれた〉(12年5月31日)
「お付き合いするうちに私が弄ばれているだけだと分かってきて、訳もなく涙を流すような毎日でした。文枝さんに撮られた写真も、どこかでバラ撒かれているのではと思い、心配で一日に何度も電話したりメールしたりするようになったのです。文枝さんも怒ることが増えて、ストレスが溜まるばかりでした」
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