「桂文枝」最後の愛人の告白 “寂しがらないように電話を一日3回”“階下で弟子が稽古中に…”
「桂文枝」芸の肥やしは最後の愛人(上)
「将来は一緒に住んで、俺の介護をしてほしいんや」。そんな男の言葉を、女はつい本気にしてしまった。だが、所詮“女遊びは芸の肥やし”とばかりに、身体を弄ばれただけだったのか。「最後の愛人」が明かす関西落語界の大御所・桂文枝師匠(74)との愛憎8年間――。
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桂文枝師匠の創作落語に「湯けむりが目にしみる」という一題がある。
ある日のこと、夫が海外出張すると言っていそいそと外出する。実は出張というのは嘘で愛人と由布院に旅行に出かけたのだ。...