幸福に老いるためには“池上彰を疑え”!? 被差別高齢者にならないために

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嫌老社会で「被差別高齢者」ならないためのサバイバル術――和田秀樹(下)

「高齢者にはお金がかかる」「老人はやっかい者だ」――こんなイメージが膨らみ、老いへの嫌悪感や拒絶感が強くなる昨今の日本。この「嫌老社会」で「被差別高齢者」にならないためにはどうすればいいのだろう。精神科医の和田秀樹氏が、サバイバル術を伝授する。

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 年をとっても、すべての能力が衰えるわけではない。意外と影響がないのが一般知能で、反対に、感情をコントロールする能力は衰えやすい。これは前頭葉の機能が低下するためだ。

 大脳半球の前方、額の奥の辺りにある前頭葉は、理性や感情、意欲など、最も人間らしい部分を司る。...

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