監視と縛りの日常生活“ブラック集落”を避けるには 移住民が落ちた「村八分」地獄
移住天国の夢想家が落ちる「村八分」地獄――清泉亮(下)
ノンフィクション・ライターの清泉亮氏が山梨県北杜市に移住したのは2014年のこと。現在は管理会社が管理する別荘地で暮らす清泉氏だが、以前に暮らした長野県佐久地方の過疎集落では、早朝からの雪かきなどのローカル・ルールに嫌気が差し、逃げ出した経緯がある。
移住者のゴミ出し禁止など、自治体も手を出せない「村八分」について、その実態を紹介する。
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次の話は、子供が生まれると同時に、東京郊外から移住してきた、ある若夫婦の体験である。...