青森県はなぜ早死にするのか カップ麺売り場は野菜の4倍、「野菜は食べてる」けど漬物
平均寿命最短で堂々のV9!「青森県」はなぜ早死にするのか(下)
厚労省が発表した都道府県別「生命表」によれば、青森県の平均寿命は記録的。男性は78・67歳、女性は85・93歳とともに全国最下位なのであり。男性は9回、女性は4回連続でワーストワンであり、調査は5年に1度行われるというから、青森県の男性は40年以上、女性も20年にわたり底に沈みっぱなしということになる。
その理由を探るべく現地に赴けば、「インスタントラーメン」「缶コーヒー」ともに消費量全国1位の驚きの食生活が……。
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今の季節、弘前市を中心とした中南地域は、りんごの産地でもある。りんごの箱詰めをしている50代の男性に聞くと、
「うちは鍋が多くて、たくさん作って翌日休みだったら、昼に日本酒でつまむのが美味いんだ。市販の鍋のもとに醤油を足して作ったりするよ。でも、昼は時間がないからカップ麺」
83歳の女性は、
「78歳で亡くなった旦那は毎食、みそ汁と漬物。旦那に作るみそ汁はしょっぱくて飲めませんでした」
食事に気を使っているという50代の女性もいたが、
「旦那がカップ麺が大好きで、毎日2回は食べているので、せめて家では」
という理由である。また50代の夫婦は、
「毎日、ビールを1リットルは飲んで、あとは焼酎の水割りだから、どれくらい飲んでいるかわからない」
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